産後は感情の波がありますよね。
本当に些細な事でイライラしたり、落ち込んだり。
私自身だいぶ涙もろくなっており、赤ちゃんの検診に遅刻したのを少し注意されただけで泣いてしまいました。
しかし、その涙のおかげで自分の心にあったつまりにも気づけた気がします。
今回はその時のお話を書こうと思います。
14時の検診のために9時から準備
この日は、1週間検診のときに「赤ちゃんの股関節が開きすぎているのではないか」ということで再診してもらいに行く日でした。
14時からということだったので、夫がお昼までで仕事を切り上げて産院に送ってくれる事になっていました。
今回は赤ちゃんの尿検査の提出もあったので、私は朝9時から赤ちゃんの尿を取ろうと頑張っていました。
しかし、うんちと共に尿がで出てたり、1回で十分な量が取れなかったりと苦戦していました。
やっとの思いで規定量の尿をとり、そこから自分のメイクを済ませ、赤ちゃんのお出かけグッズに、ミルクの水筒も準備完了。
最後に14時の健診時に赤ちゃんのお腹が空かないように、13時までにミルクを飲ませ万全の状態で夫の帰りを待っていました。
産院に15分遅刻してしまう
家から産院までは近いので車で10分もあれば着きます。
なので13時30分に夫が帰ってきてくれたので「間に合う!」と思って安心していました。
しかしそこから、夫がシャワー浴びてから行きたいと言い出します。
いつもなら3分ほどでシャワーから出てきてくれるので「急いで出てきてね」と伝え待っていました。
しかし、その日に限って夫のシャワー時間が長い。
出てきた頃には出発5分前で、「早く!!!」と私がイライラし始めます。
それなのに夫は扇風機の前で涼みだし「少しくらい遅れてもいいだろ」と言ってくる。
あれよあれよと、時間が押していきました。
行く道中で産院から電話がかかってきて「早くきてください」との連絡が。
それを聞いて私が「怒られる」と嘆いていると、夫が「そんなの気にするな」と言ってきました。
そんなこんなで産院についたときには15分遅刻してしまっていました。
普通の一言に待合室で涙が
産院に着いて受付を済ませた後、助産師さんから「なるべく早めにきてくださいね。じゃないと後ろの人は最後1時間とか押してしまうので」と至極真っ当なことを言われました。
それなのに、じわじわ目頭が熱くなって助産師さんの前では泣きませんでしたが先生の検診待ちの時に待合室で泣いてしまいました。
その時の私の感情
この時の私の心の中は、
「私は準備万端だったのに」
「私は間に合う時間に行けたんです」
「旦那さんのせいだ」
「私は9時から準備してたのに、その苦労を旦那さんは分かってくれていない」
「旦那さんは気にするなって言って遅れたけど怒られるのは私なのに」
と旦那さんにイライラしてしまうし、私は準備できていたというのを助産師さんに言うわけにもいかないしでこの感情をどう整理していいかわかりませんでした。
どうやって気持ちを持ち直したのか
このまま家に帰ったら、旦那さんに当たり散らしてまた空気が悪くなると言うのが見えていました。
でも旦那さんはせっかく仕事を休んでくれて、送り迎えをしてくれているのにここで当たり散らしても旦那さん的には「なんで?」となるでしょう。
待ち時間に、自分の感情と向き合わなければと考えました。
まず、旦那さんは私の思い通りになるものではないし、旦那さんには旦那さんの考えがあると私と旦那さんを分けて考えてみました。
そして自分の気持ちに目を向けてみることにしたんです。
最初は旦那さんにイライラしてしまう自分を認めてあげました。
「そうだよね、イライラするよね。そりゃするよ」
と自分の感情に寄り添うようにしてみたのです。
いつもの自分なら、「イライラしてる自分はダメだ」「旦那さんだって休んでくれたんだし」「私はなんでこんなことでイライラするの」と自分を否定してしまっていました。
でも不思議と、自分に寄り添うことでイライラが消えてきたのです。
本当に自分が望んでいたこと
そして、自分に寄り添っているうちに自分がかけて欲しかった言葉や分かって欲しかった気持ちに気づいたのです。
私は「準備していてくれてありがとう」「事前にそんなに頑張ってくれてたの!」「育児時間が思い通りにならなくて大変だよね」と言って欲しかったし、朝9時から準備していた自分の頑張りを認めて欲しかったのだと思いました。
本当は旦那さんに言って欲しかったけど、自分で自分自身にその言葉を心の中で唱えてあげました。
新たに気づいた小さい時の記憶
自分で自分に言葉をかけているうちに、小さい時の記憶が出てきたのです。
それは自分がお手伝いを頑張った後、休憩していた時に祖父に言われた「お前は何もせんな」という言葉でした。
ちょうど私が休憩している時に、妹が代わりにお手伝いをしていたのです。
そこに祖父がたまたま来て、その言葉を発っしました。
その時の私は「なんでそんなこと言うの」「私だってやっていたのに」と言う感情が出ていました。
「ああ、小さい時の私の思いは傷ついたままだったんだな」とその時思ったのです。
その理由として、私は仕事でも自分のせいではなく他の人のやった事で自分が怒られた時や、事前に伝えていたり助言してそれを忘れられて怒られた時に、自分がミスした以上に傷ついてトイレで泣いてしまうことが多くあったからです。
小さい時の自分が、本来の自分の頑張りを見てもらえていない事に傷ついていたから、大人になってからも同じような状況になるとひどくショックを受けていたのだなと思いました。
小さい時の私を慰める
小さい時の傷に気がついたので、私は私の小さかった時の自分に「辛かったね。気づいて欲しかったんだよね。褒めて欲しかったね」と言葉をかけてあげました。
その時にはもう涙は止まっていました。
自分の心の傷が1つ癒やされたのだと思います。
自分の感情を認めてあげる
私は今まで自分に厳しかったのだと思います。
イライラしてしまう自分はダメだと思っていました。
そして自分を否定していたのです。
これからはまずは素直に負の感情も自分の一部として認めてあげようと思います。
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